2022年10月28日

マニアックなヒコーキ本  

変わらずの図書館通いのおかげで面白いヒコーキ本をみっけた。書名は「現役航空整備士が書いた かなりマニアックな飛行機豆知識」内容はタイトルが語り尽くしているけど、うれしいことに全編手描きイラストや手書き文字を駆使して親しみやすく判りやすい。(それにカラー写真と精密図面も併用してるところがマジメだな)

とえば「発電機」の項目。ボーイング787の場合、「飛行中に必要な電力はすべてエンジンに取り付けた発電機から供給されている」そうだが、これが故障した場合は機尾の補助動力設備の中にも2台の発電機がある。さらに万一それらがすべて故障した場合は胴体の下から風力式発電機がにょきっと現れて電力を補うそうです。まあ、典型的なフェールセーフ設計なんだね。そのほかトイレの構造、エンジンの仕組みなど、乗客には関係ないのにマニアが知りたがる、そしてシロウトが絶対に見ることのできない旅客機のメカニズムが満載だ。ヒコーキ知ったかぶりをしたい方は必読の一冊だろう。「現役航空整備士が書いた かなりマニアックな飛行機豆知識」編者・発行者 公益社団法人 日本航空技術協会 著者 中村惣一 価格1500円  


Posted by はじめ at 06:31Comments(0)

2022年10月14日

eプレーン(電動旅客機)の時代がやってくる  

の先ちまたではやるのは電動自転車、電動バイク・マイカー・タクシー・バス・トラック。おまけに電動旅客機も登場だ。

ゥエーデンのハート・エアロスペース社が2年前に公開した電動旅客機計画ES 19がいよいよ具体化をはじめた。ES19はボンバルディア・ダッシュ7を少し小型化したような4発旅客機で胴体腹部に長大な電池収納スペースをもつ。客席は19席で航続距離は400kmと短いが、近距離間に小空港が多い北欧では着陸地で充電すれば短時間で再出発できる。何よりも電動エンジンだからレシプロエンジンよりも部品点数が少なくて整備時間も短く割安だ。おまけに大気汚染なし、騒音なし。電源はイオン・リチウム電池で、規格化が進めば着陸地で使用すみ電池パックを新品パックにカパッと交換できて整備が簡単になる。

んなわけでES 19は北欧の航空会社ばかりでなく、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなど世界中の地域路線をもつ航空会社の関心を集めた。その結果、ハート社はES 19の仕様を拡大して30座席型のES 30をカタログに加え、現在12社から計300機の予約を得ているという。同時にスゥエーデンのサーブ社やカナダ航空などの協力も得て計画の実現をすすめることになった。電動飛行機は他にも複数社が開発をしているが、ES 19/20はもっとも実現に近そうだ。  


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2022年10月07日

2022年SKYTRAX版 世界の航空会社ベストテン

久しぶりにスカイトラックスの格付け結果が発表された。
The World"s Top 10 Airlines in 2022



1989年に英国で設立された航空関連格付け組織SKYTRAXが2022年度の世界航空会社格付けを発表した。時節がらコロナウイルスへの対策体勢が大きな評価点になった様子。まずは総合ランキングは以下の通り。(内数字は2021年度の順位)今回も仏を除き米英独など西欧国の名前は見あたらない。




第1位 カタール航空(第 1位)
第 2位 シンガーポール航空(第2位)
第 3位 エミレーツ航空(第4位)
第 4位 ANA全日空(第 2位)
第 5位 カンタス航空(第 8位)
第 6位 JAL 日本航空(第 5位)
第 7位 トルコ航空
第 8位 エールフランス(第10位)
第 9位 大韓航空
第10位 スイス航空

次に特別きれい好きな人のために機内の清潔度ランキングでベストテンに格付けされたエアラインをお知らせする。
The World"s Best Airline Cavin Cleanness in 2022
第 1位 ANA 全日空
第 2位 シンガポール航空
第 3位 JAL 日本航空
第 4位 カタール航空
第 5位 海南航空
第 6位 アシアナ航空
第 7位 大韓航空
第 8位 中華航空
第 9位 フィジー航空
第10位 キャセイパシフィック航空
  


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